子宮内膜症の症例B
不妊症の症例
氏名: Y.S(38才) 中肉中背 結婚7年目 避妊無し
初回来店時
結婚7年目で、5年前に自然妊娠したが、5週で流産した。その際病院で双角子宮といわれた。その後も子どもが欲しくてタイミング法でトライしていたが、なかなか妊娠しないため、病院で不妊症の治療を開始した。
病院も3回転院し、クロミッド、HMGなどを使いながら、その間に人工授精を17回(ご主人の精子も少なめで15~25×106 運動率20%)、最後の病院で去年の6月に体外受精を1回実施したが、妊娠に至らなかった。
その病院で、双角子宮以外に内膜症があるといわれた。筋腫もあるがこれは特に妊娠には邪魔にならないとのことで、経過観察している。
その時点での検査の結果、卵管は通っているとのこと。またご主人の精子の状態もあまり良くないとのことで、2回目の体外を勧められた。しかし1回目の体外受精後、生理不順になり(もともと30~35と遅い)、50~60日周期なったため、不安になり来店。
卵管に異常がないため、ご主人と一緒に治療していけば自然妊娠の可能性あるので、周期療法をしながらタイミング法もトライして欲しいとアドバイス。
胃腸が弱く、冷たいものを取るとすぐ下痢する。胃もたれもしやすい。
方剤
全 期 人参湯6g+当帰芍薬散6g+紫河車4.5g/分3
月経期 松康泉3cp×3/日 4日目~全期:松康泉2cp×3/日+参茸補血丸1/2丸×2/日
ご主人はタンポポ茶(ショウキT1)を一緒に服用。
結果 服用開始時は不調であったが、2ヶ月後に入り生理周期が正常化。その後も順調に回復し、7ヶ月後に自然妊娠されました。
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