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4.無月経

4.無月経

不妊症

無月経の原因はさまざまです。
過度のストレスや、過激なダイエット、一部の薬剤による副作用などの場合は、原因を取り除くことで自然に回復することもありますが、重度の多嚢胞性卵巣症候群や早発性卵巣機能不全などは、治療が難しくなります。
特に無月経になってから半年以上たつと、内膜や子宮そのものが萎縮してしまう可能性もあるので、できるだけ早めに治療を受けることが大切です。

中医学では、無月経は主に生殖能力をつかさどる腎に問題が起こっていると考えます。
そのほか、血のめぐりの悪い※血(おけつ)、あるいは痰湿(たんしつ)という病理物質が体の中にたまっている可能性を考えていきます。

対処法は、これらの原因によって異なりますが、基本的に無月経は、卵胞が育たないために一相性の体温で、低温期がずっと続いている状態といえます。
月経を起こすためには、卵胞を育てることが必要なので、まずは、下記の周期療法の卵胞期の漢方薬を使っていきます。
そして、例えばおりものが増えてきたなどの変化が現れるようなら、「卵胞が発育して排卵する」という働きを促す漢方薬を用いて、人工的にリズムをつけていきます。

このような対処法で、月経周期が整うことも多いのですが、無月経が長引いているような場合には、カウフマン療法などの西洋医学の治療法と併用することで、更に治療効果が上がります。

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