習慣性流産の症例B(詳細例)
不妊症の症例
氏名 S.Tさん(31才)結婚4年目 避妊期間無し (29才)
H.14.3 初めて妊娠。8週で稽留流産(心拍は確認)
H.14.11 2回目の妊娠 5週で化学流産。
H.16.8 3回目の妊娠 9で稽留流産(心拍は確認)病院では血液検査を一通りしたが、原因不明とのこと。
H.16.9 来店。
問診結果
生理周期:26~34日で、バラバラ。最近早くなってきた
月経日数:5日
月経量:普通、最近減ってきた
月経色:暗紅→紅→暗紅レバー状塊混じる。
生理痛:ひどくて、毎回鎮痛薬服用(2日目)
現症状:腰痛あり。両足の先端が冷えるが手足全体は火照る。疲れやすい。風邪ひきやすい。立ちくらみ・貧血あり。下腹部が時々痛む。頭痛・肩こり(+) 基礎体温の特徴:低温期平均36.6゜、高温期平均36.9゜と高め。
舌質:赤~暗紅 中央部やや紫舌
舌苔:少苔処方:基礎薬(毎日):婦宝当帰膠4ml×2/日 生理1~3日:松康泉3cp×3/日4日目~低温期:瀉火補腎丸+血府逐お丸 各12丸×2/日 高温期:杞菊地黄丸 1/2丸×2/日
経過:経過は良好で、半年間服用後で、生理周期も28日で安定、低温期体温も36.4゜となった。
H.17.2 予算の都合上減薬できないかとのことで、婦宝当帰膠と瀉火補腎丸、生理期用のみの服用とした。
H.17.3 病院で妊娠を確認。流産予防として、上記処方を12週まで継続。
同年11月無事男児出産とのこと。
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