妙泉堂薬局

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子宮頸がんとは

子宮頸がんとは

女性のための漢方薬

子宮は全体として中空の西洋梨のかたちをしています。
球形に近いかたちの体部は胎児の宿る部分であり、下方に続く部分は細長く、その先は膣に突出しています。
この部分が頸部で、膣のほうから見ますと奥の突きあたりに頸部の一部が見えます。
その中央には子宮の内腔に続く入口があり、この入口を外子宮口と呼んでいます。
婦人科のがんで最も一般的な子宮がんには、子宮頸がんと子宮体がん(子宮内膜がん)があります。

子宮頸がんは、この外子宮口付近に発生することが多いのです。
普通の婦人科の診察でこの部分を観察したり、検査すべき細胞や組織を採取することが可能です。
したがって、早期発見が容易なわけです。
頸部のがんは非常にゆっくり増殖しますが、がん細胞が子宮頸部に見つかる以前の初期に正常でない細胞が見つかります。
この細胞を異型細胞と呼び、細胞診ではこの段階から診断することができるのです。

子宮頸ガンにかかる方は年間約8500人、亡くなる方は約2500人となっています(2008年のデータ)。

子宮頸がんの発生には、その多くにヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しています。
子宮頸がん患者さんの90%以上からHPVが検出されることが知られています。最近、一部のHPV感染を予防できるワクチンが使用可能になっています。
症状としては初期の子宮頸ガンでは、全く症状がないのが普通です。
がんが少し進行するとはじめの症状としては、月経でない時の出血、性行為の際の出血やふだんと違うおりものが増えたりします。
他に月経の量が増えたり長引いたりすることもあります。
中医学では子宮頸ガン、子宮体ガン、乳ガンなどの婦人特有のガンは、水毒である「痰湿」と血流傷害である「お血」が相互に結びついて発生する異物と考えています。
このような状態を「痰お互結」といい、シベリア霊芝、霊芝、冬虫夏草などの痰湿を除去する働きを持つ菌糸体類に、血流を良くして固まったものを壊す働きのある三稜やガジュツ、益母草などを併用します。

食養生としては高脂肪、動物性高タンパク質の食事、油もの、砂糖甘いもの、乳製品などを控えて、豆類や豆腐などの植物性タンパク質、新鮮な野菜、果物、柑橘類、セロリ、パセリなどを積極的に取りましょう。

また、たとえワクチン接種を受けた場合であっても、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。

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