症例報告7 32才 体外受精 着床障害(?)
体外受精
結婚して6年目のご夫婦。結婚してしばらくは避妊していましたが、3年ほど前から子供が欲しくなり基礎体温を測りながらタイミング法を1年間、その後不妊治療のため通院を始めて人工授精を6回、体外受精で採卵2回、移植を7回実施しました。その際、移植卵のグレードはとても良いもので、なぜ着床しないかわからないと病院で言われて、当店に来店されました。
詳しく問診したところ、生理周期、基礎体温、生理時の生理痛や生理血の状態すべて正常で、やや冷え性はありますが、特別身体のトラブルはなさそうでした。ただ、便通が下痢と便秘を繰り返すタイプで、学生の頃、過敏性大腸と診断されたことがあるとのことでした。そこで子宮内の乳酸菌を中心にした善玉菌と悪玉菌のバランスが悪いための着床障害と考えて、体を温めながら血流を改善する漢方薬(温陽活血薬)+腸の状態を改善する漢方薬(補脾薬)+子宮内の善玉菌の環境を整える漢方薬をお勧めしました。
漢方薬を服用して半年後、腸の状態もかなり改善してきたため、残っていた凍結胚の移植を実施。妊娠が確認され、妊娠後も流産予防の漢方薬を継続していただき、無事男児ご出産のご報告をいただきました。
服用していただいた漢方薬、自然薬、食品
漢方薬:健脾散 当帰芍薬散
枯草菌、酪酸菌、ラクトフェリン、乳酸菌を含む善玉菌製剤