症例報告6 28才 アトピー性皮膚炎 不育症
不育症
結婚して4年目のご夫婦。結婚して半年後、1年後、2年後に自然妊娠しましたが、いずれも6週から8週の間に出血性の流産となりました。病院での血液検査の結果、抗核抗体、高リン脂質抗体陽性で不育症と診断されました。3回目の流産の後、精神的なショックが大きく生理不順となり、来店されました。詳しく問診をして体質をチェックしたところ、小児期からアトピー性皮膚炎があり、現在も皮膚科の治療を受けていること、皮膚の症状が赤みが強く、痒みも強い、じくじくの浸出液も多く、細菌などの二次感染の可能性も考えて、血熱・湿熱型のアトピー性皮膚炎、不育症と判断しました。そこで血熱(炎症性の血流障害)と湿熱(悪玉の細菌などによる体内外の炎症)を取る漢方薬をお勧めしました。漢方薬を服用して5ヶ月後、アトピー性皮膚炎が落ち着き、8ヶ月後自然妊娠されて、妊娠後も流産予防の漢方薬を継続していただき、無事女児をご出産されたとのご報告をいただきました。
服用していただいた漢方薬、自然薬、食品
清営顆粒、勝湿顆粒
枯草菌、酪酸菌、ラクトフェリン、乳酸菌を含む善玉菌製剤
妊娠後、勝湿顆粒を中止して当帰芍薬散を追加