妙泉堂薬局

  • 要予約
  • ご来店の際はご予約をお願いします。

058-274-6063

営業時間 午前9時~午後7時
定休日 月曜、火曜、第1・3日曜

お問合せはこちら

更年期を快適に過ごす

更年期を快適に過ごす

女性のための漢方薬

更年期を快適に過ごす

女性なら誰もが通る道、更年期です。更年期といえば、つらいイメージがありますよね。そして何よりも、女性の体がガラッと変わってしまう時期でもあります。そんな更年期ってどういう風に過ごせば良いのか、またどのように変化してしまうのか分からない点もありますよね。そこで今回は、更年期をどのように過ごせば良いのかとその注意点をご紹介しましょう。
更年期とは閉経をはさんだ前後5年のことで、44~55歳の年齢がこれにあたります。この時期を境に、女性の体は激変します。
更年期に女性ホルモンが減少することによって、体は変わってしまいます。女性ホルモンは卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つがあり、おもに卵巣から分泌されますが、この2つのホルモンが減るとまず月経がなくなり、骨粗しょう症のリスクが急上昇します。また女性ホルモンの減少により、老化スピードが加速するのです。
さらに、それまで女性ホルモンの恩恵で緩やかだった動脈硬化が進み、男性と同じく心筋梗塞や脳卒中を起こす危険が出てくるのです。
また50歳を過ぎると、基礎代謝が低下する為あっという間に太ってしまいます。また、女性ホルモンの減少により内臓脂肪がつきやすくなるからです。内臓脂肪は高血圧や糖尿病のリスクが高めますので、良質の油を摂るようにし、女性ホルモンの分泌促進などを意識した食事を心がけ、適度に体を動かすようにしましょう。
更年期をうまく乗り切るには
更年期には、ストレスをためず穏やかに健康的に毎日を過ごすことが、様々な不調を起こさないために、大切です。
1.しっかり睡眠をとる
朝はしっかりと日の光を浴び、夜はスマートフォンなどは使わないなど、光を避けてしっかりと睡眠時間を確保することも大事です。
2.適度に運動する
できるだけ無理はせず、趣味など自分の好きなことをする時間をつくってリラックスし、お風呂にゆっくりつかったり、適度にウォーキングや水泳など軽い運動をし、ストレッチを毎日行って心身を癒しましょう。
3.バランスのとれた食事をとる
豆腐など、女性ホルモンに似た栄養素であるイソフラボンを含む大豆類が効果的なこともあります。この時期は、積極的に摂るといいですね。
これらは一般的なことですが、更年期障害の症状の予防や改善にとても重要です。
ストレスがかかると不調が起こりやすくなるので、この時期は仕事などでも自分で調節できるものは、無理をせずに計画しておくようにしましょう。また更年期を迎える前から、生活リズムを整え、規則正しい生活を習慣づけることが、理想的です。
更年期を楽にする漢方薬
1.心に起こる症状
・不安になりやすい
・イライラしやすくなる
・やる気が起こらなくなり、抑うつ的になる
心理的に不安定になった結果、寝付けない、またはすぐ起きてしまうなど、不眠におちいったりもします。
漢方薬:帰脾湯(きひとう)、逍遥散(しょうようさん)、天王補心丹(てんのうほしんたん)

2.体に起こる症状
更年期障害で体に起こる不調は、外面的にわかりやすいもの、わかりにくいものがあります。外から見て分かるものは、人に気付かれるのを負担に感じるかたには、つらい症状でしょう。一方で、外面にあらわれにくい症状は、他人に理解されにくいというつらさがあります。

【外見にあらわれやすい体の不調】
・顔がほてる、のぼせる
・顔や体の汗が止まらなくなる
・太ったりやせたりする
・むくむ
・抜け毛がひどくなる
漢方薬:女神散(にょしんさん)、連珠飲(れんじゅいん)、知柏地黄丸(じばくじおうがん)

【外面にあらわれにくい体の不調】
・生理不順となる
・動悸、めまい、耳鳴りがおこる
・体がだるかったり、疲れやすくなる
・頭痛がおこる
・尿もれする
漢方薬:当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、冠元顆粒(かんげんかりゅう)

なかなか良くならない更年期の悩みも、体質と病状に合わせた漢方薬で本当に楽になります。
しっかりとした体質チェックと選薬の出来る当店にご相談ください。

ページの先頭へ