症例報告11 29才 無月経 多嚢胞性卵巣
自然妊娠
結婚して1年目のご夫婦。20歳くらいから生理が来なくなり、病院で調べたところ多嚢胞性卵巣と診断されました。結婚するまではホルモン療法で生理を定期的に起こしていましたが、結婚して妊娠を希望するようになり、不妊を専門にしている病院に転院しました。病院での血液検査の結果、LHが12.5 FSHが4.4 高プロラクチン(非負荷時で32.0)で、やはり多嚢胞性卵巣の状態が改善していないと言われました。妊娠を希望しているとのことで排卵誘発剤クロミッドを服用しましたが、なかなか卵胞が発育せず、一日最大量を服用してやっと20日目に排卵しましたが、妊娠に至らず、体調不良も出てきたため当店の多嚢胞性卵巣の症例を見て来店されました。
詳しく問診したところ、20歳くらいまでは通常に生理が来ていたこと、社会人になってストレス環境が強くなってから突然無月経になったこと、日常的に肩こり・頭痛があり、時々2週間くらいの不正出血があること、脈診、舌診の結果などから、肝鬱気滞・於血(ストレスにより気血の流れが滞りホルモンバランスが崩れ、また同時に子宮・卵巣への血流が悪くなる)型の多嚢胞性卵巣と考えて、疎肝理気・活血(気の流れを改善して、抗ストレス作用のある漢方薬+子宮・卵巣への血流をよくする漢方薬)とシベリア霊芝茶をお勧めしました。
漢方薬を服用して5か月後に自然に生理が来るようになり、12か月後に自然妊娠され、妊娠後も流産予防の漢方薬を継続していただき、無事女児ご出産のご報告をいただきました。
服用していただいた漢方薬、自然薬、食品
漢方薬:血府逐於丸 逍遥散
炒麦芽 シベリア霊芝茶