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口臭について

口臭について

その他の病気と漢方薬

昼食が終わった午後1時過ぎ、職場のトイレの洗面所で歯を磨く人をよく見かけます。虫歯や歯周病の予防とも思われますが、意外にも「口臭が気になるから」という人も多いようです。

口臭は、口から発生する悪臭のことで、敏感な人もいますが、他人に指摘されるまで気がつかない人も少なくありません。他人に不快感を与えるほど異常なにおいは、虫歯、歯周病、口内炎など口腔内の病気によることが多いようです。ただし、朝起きたての口臭・運動直後の口臭・空腹時の口臭・長時間話しをした後の口臭は、生理的口臭ですので病的ではありません。

しかし、胃酸過多、慢性胃炎、胃潰瘍、食道がん、胃がんなどのほか、慢性鼻炎、慢性副鼻腔炎、慢性咽頭炎などによっても口臭は起こり得ます。また、他人には感じないのに、口臭があると思い込む心因性のものもあります。こちらは特に、20歳代から40歳代の女性に多いです。

口臭の原因となる病気がある場合には、それぞれの病気の専門の医師と相談して、治療を受けることが先決です。

中医学では口臭の直接的な原因の多くは、胃熱や胃湿熱によるものと考えます。
また、体質的に「津液(身体に必要な水分)」が不足することで発生する場合も有りますし、他覚的には口臭が認められないのに、自分では口臭があるように感じる「自臭症」もあります。

中医学では「自臭症」も身体のバランスが崩れて生じるものと考え治療しています。
鏡の前で「あかんべー」と言うように舌を出して観察しましょう。舌の中央部から奥にかけて黄色っぽい苔がべったりとついていませんか?この場合は、胃熱や胃湿熱が直接的な原因でしょう。しかし、このような舌苔がついていないのに、ひどい口臭が出ている場合もあります。といって、内臓などには異常がなく、全く原因がわからないことも少なくありません。漢方医学では、こういう場合でも原因を見つけることが可能です。

甘い物・味の濃い物・脂っこい物・香辛料などを過食したり、お酒の飲み過ぎや食べ過ぎは、胃に熱を加える事になります。またストレスなど、間接的に胃に熱を加える要因もあります。この胃の熱を冷ますと、だいたいの口臭は取り除けますが、食生活や生活習慣も見直さなければなりません。逆に、このような口臭は、ご自分の努力次第で簡単に治すことが出来ます。

胃熱を取る漢方薬はいろいろあります。中でも代表的な物は「防風通聖散」でしょう。但し、日頃から下痢や軟便になる方(漢方では脾虚体質と言います)で消化器系の弱い方は、他の処方を考えるか健脾薬と言われる処方と一緒に服用する必要があります。
また、胃熱を発生させている原因を調べ、根本から治していく必要もあります。

胃熱・胃湿熱を取る代表的処方:防風通聖散 半夏瀉心湯 黄連解毒湯 茵陳蒿湯など
健脾薬:平胃散 香砂六君子湯 二陳湯など
胃熱・胃湿熱を作りやすいもの:お酒、たばこ、コーヒー、チョコレートやケーキなど砂糖甘いもの、油ものや肉類、唐辛子などの香辛料、ファストフード類

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