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しもやけ

しもやけ

皮膚のトラブルと漢方薬

しもやけは、手や足の指などの末端に、気や血がめぐらなくなって起こる症状です。
主な症状はかゆみですが、ひどくなると痛んだり、皮膚の感覚が鈍くなったりすることもあります。
しもやけの原因の一つは、外部からの寒冷刺激です。
冷えや寒さといった寒邪には、組織を収縮させるという特徴があります。
そのため、からだが寒冷にさらされると、気血の通り道が収縮し、気血が末端までめぐりにくくなってしまうのです。
また、気血のめぐりが悪い、陽気(からだを温める原動力)が不足している、気血が不足している、などの体質素因があると、外からの寒冷刺激の影響を受けやすくなります。
治療の際には、しもやけの状態や程度を見極めることが大切です。

冬の生活としもやけ

しもやけは、寒冷によって起こる症状です。そのため、寒い日も外で遊ぶことが多い子どもや、寒い地域に住む人に特に多いと思われがちですが、実際には若い女性などにもよくみられます。
これは、寒い冬に薄着をしたり、熱帯産の果物や生野菜、刺身など、からだを冷やす食べ物を食べる習慣があることと関係があります。
このような生活を続けていると、血の流れが悪くなったり、陽気が不足する原因となり、しもやけになる可能性が高くなります。
しもやけを予防するためには、衣食住すべての面で防寒対策をとることが必要です。
また、すでに体質的に問題が起こっている場合には、秋に入ってから漢方薬を服みはじめるのもよい方法です。

しもやけによい漢方薬は?

急性のしもやけ

①患部が白っぽくむくんでいる場合
初期のしもやけで、白っぽくむくんだような状態になるのは、寒邪や寒湿が患部にとどまっていることが原因です。
この段階では、血液の循環障害はそれほどひどくないため、治療はからだを温めながら、患部の寒湿を発散させる「五積散」などが適しています。
気血のめぐりが悪くなりかけている場合は、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」を用いてもよいでしょう。

②患部が紫色になりかけている場合
寒邪によって、気血のめぐりが悪くなると、かゆみも強くなり、患部が紫がかった色になってきます。
この場合は、寒湿を発散させるだけではなく、経絡を温めて気血をめぐらせる治療が必要です。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯が適しています。
これらは、しもやけには最もよく使われる処方です。
これら漢方薬に紫雲膏という軟膏剤を併用することで、更に治療効果が上がります。

慢性・反復性のしもやけ  しもやけの予防・体質改善

①寒がりで、下半身や手足が冷えやすい(腎陽虚)
からだを温める原動力である陽気が不足すると、手足や下半身が冷えやすいという症状が現れます。
気血のめぐりも悪くなり、少しの寒さでもしもやけができやすくなります。
この場合は、まず不足している陽気を補うために、秋に入ってから「八味地黄丸」を服みはじめるとよいでしょう。
寒くなったら「麻黄附子細辛湯」などを併用して、寒邪の侵入を防ぎます。靴下や手袋など、防寒の備えも必要です。

②胃腸が弱く、冷えると下痢をしやすい(脾陽虚)
もともと胃腸が弱く、冷えると下痢をする場合には、脾の陽虚が考えられます。
この場合は、「人参湯」「附子理中湯」のように、胃腸を温める薬をふだんから服んでおくとよいでしょう。
また、生ものや冷たいものを避け、からだを温める根菜類などをとります。

③元気がなく、手足が冷えやすい(気血両虚)
気血が全体的に不足している場合にも、手足などの末端まで十分に気血をめぐらせることができなくなります。
この場合は、ふだんから「十全大補湯」や「人参養栄湯」などを用いて、気血を補うことが大切です。
寒い時期になって、手足が冷えるようになったら、麻黄附子細辛湯を用いてしもやけを予防します。

しもやけを起こす根本的な原因には、血行不良から起こる、身体の冷えがあります。
身体が冷えるとおのずと血流の悪化を招いてしまうことから、生活習慣や生活環境などにおいて、身体をできるだけ冷やさないことが大切になります。
対処法として、食生活の改善は、特に必要で、動物性たんぱく質や脂質などが多くなる食事内容は、改善をする必要があります。
過酸化脂質が増加して、血液の流れがドロドロ、べとべとの状態になり血流の悪化を促進させる要因となります。
血流の改善を促進する、ビタミンEや皮膚の状態を良くしていく、ビタミンのA、C、ミネラルの亜鉛、鉄分などをバランスよく摂取することが必要です。
過度なストレスから、自律神経の交感神経が優位になってくると、血管の収縮から血流がおのずと悪くなります。
その為のストレス解消法を取りいれることや爪もみなどを行って物理的に副交感神経優位な状態にすることが大切になります。

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