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蓄膿症(慢性副鼻腔炎)

蓄膿症(慢性副鼻腔炎)

その他の病気と漢方薬

蓄膿症(慢性副鼻腔炎)

花粉症が流行る春の季節では、鼻が詰まったり、頭痛がしたりする方も多いと思います。
しかし、慢性的にこのような症状が現れる病気があるのはご存知でしょうか。
蓄膿症という病気、一度は聞いたことがある方も多いかもしれません。
この病気は、一度発症するとなかなか治りづらく、とても悩んでいる方が多いようです。
今回は、この蓄膿症について述べていきたいと思います。
まず始めに、西洋医学的に捉えた蓄膿症を説明していきます。
蓄膿症は、その名の通り、膿が溜る病気ですが、具体的には、鼻腔の周囲にある大小の空洞(副鼻腔)に膿が溜ってしまう病気を言います。ただ、蓄膿症という名称は、いわゆる俗称であり、正確には慢性の副鼻腔炎のことを言います。
この膿が溜る場所である副鼻腔は、顔の骨のなかにある空洞で、一般的に鼻の穴と言われる鼻腔の奥に位置しています。副鼻腔炎は、これらの空洞が炎症をおこし膿が溜ってしまう病気なのです。
症状は、鼻づまり、鼻汁、前頭部に頭重感、嗅覚障害といった症状が現れることがあります。鼻汁については、いわゆる風邪をひいたときのような、ずるずるとした水溶性のものではなく、粘液性で濃い色のついたものとなります。
また、重症になると、鼻腔の周りの器官へ影響が現れるケースも出てきます。耳から鼻へと通じる管の炎症から中耳炎を起こし、鼻汁がのどに流れ込むことによって、慢性の咽頭炎、気管支炎、胃腸障害にまで発展する例もあります。 慢性の副鼻腔炎は、このような症状が繰り返し起こす状態を言い、厳密には、8~12週間以上続く場合を慢性副鼻腔炎と言います。
では、なぜこのような炎症が起こるのかを説明します。
先ほど述べた症状をみると、とても風邪の諸症状に似ていると思います。これは、副鼻腔炎と風邪にはとても関連性があるためであると言えます。実際に、風邪に引き続いて副鼻腔炎となる場合もあります。このような副鼻腔炎は、急性副鼻腔炎と言われており、原因は、さまざまな細菌やウイルス感染によって引き起こされるものです。
では、蓄膿症と呼ばれる慢性副鼻腔炎の原因は何なのでしょう。
もし、急性副鼻腔炎と同じように、さまざまな細菌やウイルス感染のみが原因であれば、細菌やウイルス感染が除去すれば治ると思います。しかし、慢性副鼻腔炎は、副鼻腔炎の症状が繰り返し発症するものです。このことを考えると慢性副鼻腔炎の原因は、さまざまな細菌やウイルス感染のみではないと言えます。では、細菌やウイルス感染以外の要因は何なのか。これについては、残念ながら現在のところ確実な答えは出ていません。しかし、その要因についてはいくつか考えられています。
体質的な要因としては、花粉症、重度のアレルギー、遺伝的素因、環境的な要因としては、環境汚染物質の影響、免疫力の低下などが考えられています。
蓄膿症に有効な漢方薬としては、肩こり・頭痛を伴う場合は葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)、鼻づまりが強い場合は辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)鼻淵丸(びえんがん)に、鼻腔に溜まった膿を排出させる排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)の併用がお勧めです。

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