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喘息

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その他の病気と漢方薬

気管支喘息と食養生

気管支喘息は、かつての四日市喘息のような公害空気汚染のこともありますから、 時には外因性と言えることもありますが、多くはやはり体質に関係する内因的な病気です。
免疫学からいうとⅠ型アレルギー(即時型)であり、長い経過によって、Ⅳ型アレルギー(遅延型)のタイプにもなります。抗原抗体反応の過剰により免疫グロブリン(IgE)抗体が増えます。そのIgE抗体が肥満細胞に結合し、抗原抗体反応を起こすことにより
ヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質が放出されます。これらの物質によって、気管支平滑筋が収縮し、喘息発作になるわけです。
症状としては、気管支平滑筋がケイレン収縮して、気管支の内腔が細くなり、空気が通りにくくなり、肺の酸素不足で呼吸困難を起こすヒィーヒィー、ヒューヒュー型、気管支粘膜の浮腫や粘い痰の分泌によって、気管支の内腔が狭くなり、息をするたびに苦しく、呼吸困難を起こし、音をたてるゼイゼイ、ゴロゴロ型、長い経過をたどった喘息の場合、結合組織の増殖や線維化によって、気管支が分厚く気管支の内腔も狭くなり、弾力性が低下し呼吸が苦しくなる呼吸困難型があります。
中医学では「肺は呼気をつかさどり、腎は納気をつかさどる」という言葉があって、呼吸は肺と腎の共同作業とする考え方があります。つまり、空気を吐き出す(呼気)は肺の力ですが、吸い込んで(吸気)、下腹部の丹田(たんでん)に納めるのは腎の力だとしています。喘息や気管支炎の発作に悩む方の中には、体力の消耗から、話すのも息を吸い込むのもつらいという人がいます。この場合、肺や腎を強化することで、慢性の喘息の体質改善として良い結果を得ることが多いのです。
さて急性期の咳喘息の発作は気管支の粘膜が炎症により敏感になってしまい、わずかな刺激にも反応し発作を起こす状態です。漢方薬では気管支の炎症(肺の熱)と考えて治療を行います。
代表的な漢方には以下のものがあります。

【痰と咳止めに効く漢方】
・小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
・麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)
・清肺湯(せいはいとう)
少青竜湯は痰と咳止めに効果があるとされています。
麻杏甘石湯は気管支を広げることで痰を出しやすくし呼吸を楽にします。
長引いている場合は清肺湯の処方が適しています。

【咳に効く漢方】
・柴朴湯(さいぼくとう)
・滋陰至宝湯(じいんしほうとう)
・麦門冬湯(ばくもんどうとう)
・柴苓湯 (さいれいとう)
柴朴湯はストレスが原因の喘息に特に有効で、長引く咳に効果があり、気管支の痛みや苦しい咳を抑えるとされています。す。

【緩解期の体質改善として】
・味麦地黄丸(みばくじおうがん)
・双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)

漢方は状態に適した処方が必要ですので、薬剤師に咳の程度や痰の頻度、喉の状態などをしっかりと相談しましょう。
また、水分を十分に摂取することも大切です。

肺を強化する食養生:ショウガ、シソ、ネギ、ニンニク、ミカン、ギンナン、ナシ、ビワ、大根、レンコン、フキ、ゴマ、キクラゲなど
腎を強化する食養生:黒大豆、黒ゴマ、栗、味噌、ヤマイモ、キャベツ、エビ、イカ、ナマコ、小魚、シイタケ、納豆、大豆、豆腐、昆布、ヒジキ、海苔など
※特におすすめ 肺と腎を共に強く強化するもの:冬虫夏草(とうちゅうかそう)

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